時代背景、社会環境B
さて、前回の質問の答えは分かりましたか?
質問3)30歳(男・女)の人が100人いたとして、そのうち何人の人が80歳まで生きると思いますか?
正解は、男性で約55%、女性で約77%です。
(平成17年簡易生命表より)
平均寿命は何となくイメージがあったと思います。
が、こう聞かれると「ん?」という感じではなかったでしょうか?
しかし、自分が何歳くらいまで生きるのかな?とイメージするにはこちらの方が分かり易いですね。
男性で言えば2人に1人以上、女性であれば8割近くが80歳まで生きるのです。
【参考】今30歳の人が100人いたとして、各年代を迎えられる人の人数
60歳を迎えられる人 91人 95人
70歳を迎えられる人 80人 90人
80歳を迎えられる人 55人 77人
90歳を迎えられる人 20人 43人
100歳を迎えられる人 1人 6人
(平成17年簡易生命表より)
左が男性で、右が女性です。
好むと好まざると長生きする可能性は非常に高い。したがって、保障の検討にあたっても、長生きした場合のリスク(医療、介護、葬儀費用)にしっかり対応できる組み立てを考えることがとても大切です。
繰り返しになりますが、老後の心配をしなくてよかった世代と同じ組み立てで良いはずはありません。
●昔の世代
人生60年時代。
老後の心配などする必要はなかった。ましてや老後に介護状態になることなど想定外。
●現在の世代
人生80年時代。
定年後の医療、介護、生活資金、葬儀費用の準備も頭に置いておく必要がある。
また、少子高齢化の進展は非常に早い。公的年金、健康保険制度が今のままの制度であることを望むべくもない。長生きするが、もらえるお金は少なくなるということを頭に置いて、保障、貯蓄を考えて行くことがとても大切。
【参考】ここ20年程度での健康保険制度の改定の変遷
1984年10月 サラリーマン家庭自己負担割合1割負担の実施
1997年9月 サラリーマン家庭自己負担割合2割に改定
2002年10月 70歳以上の自己負担割合定率1割(一定以上所得者2割)
2003年4月 サラリーマン家庭自己負担割合3割に改定
2006年10月 70歳以上の自己負担割合の改訂
公的年金制度も厚生年金の支給開始年齢の引き上げ、保険料固定方式の導入による年金額の抑制など、給付減額の方向での改訂が行われていますね。
こういったことを踏まえ、長生きするが、もらえるお金は少なくなるということを頭に置いて、保障、貯蓄を考えて行くことがとても大切です。
